パニオロはハワイアン・カウボーイのこと

もともと牛の居なかったハワイですが
ハワイを食料基地にと考えたイギリス人探検家が
カ・メハメハ1世に牛を献上し
10年間の捕獲禁止を提案したため
野生化した牛は天敵のいないハワイで増え続け
その後被害で農家は困り果てていました

一方、
その後持ち込まれた馬には
ハワイアンは関心がなく
こちらも野生化して
ハワイ島マウナ・ケア山周辺で増え
マウナ・ケアホースと呼ばれていました

カ・メハメハ3世の時代になって
牛の捕獲禁止をやめ
メキシコから牧畜技術を学び
国外からカウボーイを招聘する事になりました

一説には
スペイン人（エスパニョール）から
「パニオロ」になったと言われているそうです

こうして、カウボーイ文化がハワイに根付き
畜産業が発展し
ハワイ島にはワイメアのパーカー牧場など
雄大な自然の中に
大きな牧場ができたのです

（映画ロケ地やパワースポットとしても知られる
オアフ島のクアロア・ランチ、
マウイ島ハレアカラー山麓の
今ではワイナリーで有名なウルパラクアは
20世紀になってから）


メキシコから来たカウボーイたちは
ギターを持ち込み
その後、それを置いて故郷に帰ったのですが

その置き土産のギターから
ハワイ独特の
スラックキイ・ギターが発展していったと
言われています


その後、牧畜業の衰退と共に
パニオロは減ってしまったのですが
ハワイの伝統的なスタイルとして
パニオロ文化というものが根付き

ハワイアン・ソングの
１つのジャンルとなっています
「レッぺ・ウラウラ」
「ウルパラクア」
「ワイオミナ」etc…

陽気で元気の良い
パニオロ・ソングがハワイアンは大好き😘
とにかくパニオロ・ソングは
盛り上がります


そのパニオロたちのスタイルが、
パラカチェックと呼ぶ2色格子
（ギンガムチェック）のシャツに
ジーンズスタイルだったので

パニオロ・ソングと呼ぶ曲を踊る時は
そのパニオロ・スタイルで踊る事が多いです


↓画像はイメージです🙇‍♀️