⚫︎ククイ Kukui


ハワイ名はククイ(Kukui)
英語ではCandle Nut Tree
和名はアブラギリ(油桐かしら?)
ハワイ固有の植物ではありませんが
ハワイ州の木となっており
先んじてモロカイ島の木として広く知られています
ハワイアンにとって
とても重要な木だったのですが
タヒチやトンガなど、
他のポリネシアの島々でも
人々の文化に深く関わってきたそうです
ククイの種内部には
仁(ジン)と呼ばれる白色の油脂成分があり
鯨油がもたらされるまで
灯火の燃料として用いられていました
洞窟遺跡などでは
無数のククイの実が見つかるそうです
英語名キャンドル・ナッツ・ツリーの通り
灯火の実の木というわけですね
生の実も燃えます💦
オアフ島の「ビショップ・ミュージアム」の文化プログラムで
実際に燃やす実験?を見せてくれました💦
この油分は、ロミロミというハワイアン・マッサージにも
「ククイ・オイル」として使われます
塗り薬・下剤など薬用や、
調味料、入れ墨の材料、肥料としてまで、
木の全部位が生活に有用な植物で
カヌーの航海にも欠かせなかったそうです
ハワイの創世を語る
「クムリポ」という叙事詩の中でも
ククイは「人間を護る木」とされます
種子は磨くと黒い光沢を出るので
それを繋げてできたのがククイ・レイ
ククイ・レイの歴史は古く
キャプテン・クックが
ハワイに初めて上陸した1778年には、
ハワイアンはククイのレイをつけていたといいます
自然素材なので
汗がつくといたんできます💦
使った後は大事に布で拭いて磨いておきましょう💦