マイレ(Maile)はハワイの伝統文化では
特別な植物です
マイレは人と人とを結びつけ、
また人と神を結ぶ象徴でもあるからです
神様の化身(キノラウ)と考えられており
フラの女神であり、
森の女神でもあるラカが宿ると言われている、
フラにとっても特別な植物
マイレはキョウチクトウ科のつる性の低木で、
ハワイ諸島のカホオラヴェ島とニイハウ島を除く島々に
人が訪れる前からあった固有の植物です
ハワイの結婚式では、
夫婦の絆を永遠に守る誓いの象徴として
マイレのレイが使われます
結婚式や妊婦への贈呈の場合、
マイレ・レイは輪にせず、下端を開いた状態にします
マイレの樹液は樹皮で作った布(カパ)の
香りづけとして用いられ
マイレの香りは重視されました
また祭壇に供え神に捧げる重要な植物で
マイレという名の4姉妹
(マイレの葉の大きさと形を元にしたkupua半神)
マイレ・ハ・イ・ワレ(華奢なマイレ)
マイレ・カルヘア(芳しいマイレ)
マイレ・ラウリ・イ(小さな葉のマイレ)
マイレ・パーカハ(たくさんの枝を持つマイレ)
に捧げられました
※ハワイの神話で
伝説の美女と言われるLā`ie.i.ka.wai(ラーイエイカヴァイ)の伝説に出て来る
aiwohikupua(アイウォヒクプア)の4人の姉妹