🎵3…カラカーウア王の功績 - 松山市道後ハワイアン・フラ教室マル・ナニ・フラピリナ

🎵3…カラカーウア王の功績

歴史の項目でもご紹介しましたが

メリー・モナーク（陽気な君主）というニックネームを持ち

第一次ハワイアン・ルネッサンスの立役者である重要人物、

このハワイ王朝第７代国王デビッド・カラーカウア王は、

ウクレレを弾くミュージシャンや職人たちのパトロンとなって

演奏会を主催したりお抱えのバンドをそばにおいて

来賓客のために演奏させたりしていたといいます

1883年の戴冠式のイベントでは、

フラの伴奏楽器としてウクレレが使われたとされ、

フラの新しい流れ（現在の「アウアナ」）を

生み出すことになりました

 ウクレレの広まりに影響を及ぼした王は、

自身もミュージシャンでしたし、

ウクレレを演奏することを楽しんでいたのですが

姪のカイウラニ王女も、

上流階級のパーティーで友人と3人で

ウクレレを弾いて歌ったエピソードが残されており、

また彼女がイギリス留学に持参したというウクレレが、

後に発見されたりしているようです 

ウクレレはこのようにして王族によって愛されて広まり、

ハワイ国民に愛されるようになったのですね

また、ウクレレだけでなく

王は1882年に、

アメリカで唯一の宮殿である😅

「イオラニ・パレス」を完成させていますが、

イオラニ宮殿内の青の間にはピアノが置いてあり

晩餐後、来賓をもてなすための小音楽会を開いたり、

2階の黄金の間では

音楽の制作活動をしたと言われています

またギターは

カメハメハ三世が増え過ぎた畜牛の管理のため呼び寄せた

メキシカンとスパニッシュの牧童が持ち込み、

ハワイ音楽の一部となりました

彼らは母国に帰る際に

ギターを置き土産として残しましたが

弦の緩んだギターの調弦方法を知らなかった

ハワイのパニオロ（カウボーイ）は、

ネイティブ音楽に合わせた音色を奏でる奏法を独自に編み出し

それが現在スラック・キー・ギターとして知られるようになりました

スチールギターもこの流れで生まれました

これはまた「パニオロ・ソング」の項目で紹介したいと思います

🐬4へ進む🐬

🐬2へ戻る🐬